SUGOI-ne栽培
オシボリの湿度を持続させると・・・・
オンシジュームも空中に根を伸ばさない。
SUGOI-neに伸ばす。
山内 正義氏 培養
空中に根を伸ばさない。
オシボリの湿度を常に維持継続させると、こういう生育をする。
SUGOI-ne栽培のマニュアル通りの植え方で栽培したオンシジューム。
毎年新しいSUGOI-neで植え替え、鉢を大きくしたもの。
毎年新しい枯れ落ち葉が自生地で生産されている。
これを真似れば・・・毎年少し大きい鉢に鉢上げして、
隙間に新しいSUGOI-neを補充する。
このようにするとほとんどのランが大鉢栽培出来る。
オンシジュームの根は空気が好きか
水ゴケなどのラン菌削除のコンポストで栽培すると、
オンシジュームの根は鉢内に伸びないで、空中に盛んに伸びる。
この姿を見ると、本当にオンシジュームの根は空中、空気が好きなように見える。
株分けしたとき、この空中に伸びた根を水ゴケで包んで植えると、
とたんに伸長を止める。
こういう状態からオンシジュームの根は気根だから、空気と乾燥が好きと解釈する。
オンシジュームは株分けの作落ちが非常に激しい。
これまでは、以上のことがオンシジュームの本当の性質と理解されてきた。
こういうことから、ラン全般の着生ランの性質が説明されてきた。
なるほど、この説明は正しく異論のはさむ余地はない。
そういうことで、着生ラン、気根が説明され、ラン界の常識見解となってきた。
宇井清太のラン菌発見。
このラン菌が生息するコンポストが開発され。多くの着生ランを栽培した結果、
これまでの着生ラン、気根の説明が、大きな間違いだったことが明らかになってきた。
着生ランの根の説明が根本から書き直さなければならなくなった。
そして、栽培法も大きく変えなければならなくなった。
まさにSUGOI-neは一つの革命である。
SUGOI-ne栽培では、これまでのように空中に根を伸ばさない。
ラン菌の生息するSUGOI-neに根を伸ばす。
考えてみれば、オンシジュームの根も菌根である。
このことから考えても、ラン菌のいない空中に根を伸ばすことは自然ではない。
水ゴケなどのラン菌削除コンポスト栽培の根は菌根ではない。
本来の根とは大きく異なる根である。
菌根植物であるランが、その性質を数年で捨て去ることなどありえない。
ダーウインの進化諭から、その性質をその環境に適応するまでになるには、
少なくとも何万年という時間が必要である。
オンシジュームを自生地から採取して、水ゴケで栽培してから約150年程度の年月。
この年月でラン菌削除の栽培に適応する根に進化するということは考えられない。
ということは、オンシジューム、日本で栽培されていても、
自生地メキシコなどの自生地のラン菌と共生していた頃を、
根は忘れていないということである。
これまでの栽培書は、ラン菌削除の説明である。
それには、ランが菌根植物であるという根本が削除されている。
ラン菌がこれまで誰も発見出来なかったから、仕方ないことかも知れないが、
着生ラン、気根の説明からラン菌のことが削除したままで、
ランの根の特性、性質を正確に説明したことにはならない。
根本の解釈異なるから、当然栽培法も自生地の姿とは乖離したものになる。
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